【解説】キャンプ初心者がタープを購入するまで

どうも、おとさんです。今回はタープの購入を迷っている人に向けた記事です。2ルームテントのような広い前室があればタープの必要性は低くなってきます。ですがタープには機能以上に魅力的な要素があったのです。

必要性をあまり感じてなかった私がタープを購入した理由とともに、購入時のポイントやタープの張り方についてもまとめてみました。参考になれば幸いです。

タープの役割と魅力

タープの役割は日差しや雨といった天候の影響を受けにくい、広いリビングを確保することです。ですがもともと広いリビングを持つ2ルームテントならば、タープを必要としません。

わざわざタープを立てる手間を考えると、2ルームテントの1択しかないのではと感じていました。だからこそ当時の私は購入しなかったわけです。

ですがタープには別の魅力もありました。それが風が抜ける爽快感と解放感です。こればっかりはどんなテントでもかないません。

おまけにタープがあれば気軽にデイキャンプにも行けます。時間の限られるデイキャンプで2ルームテントなんて張りたくないですよね。

タープの種類はおおまかに4つ

タープには大枠で2種類、自立型と非自立型に分けられます。自立型はポールとフレームを使った組み立てで、空間が広く取れるのが特徴です。しかし設営時の手順が複雑で、人数も多く必要になります。

非自立型はポールとロープで支えます。天幕の形状も様々で解放感はこちらの方が上です。いろんなアレンジができコンパクトに収納できますが、一人で設営するにはコツと慣れが必要です。

ヘキサタープ

六角形の生地を2本のポールとロープで立てる仕組みです。非自立型ですが設営が比較的簡単で、初心者でも扱いやすく人気があります。いろいろなアレンジが可能で汎用性が高いモデルです。

画像出典:ec.snowpeak.co.jp

ウイングタープ

非自立型でひし型の形が美しく、風に強いタープです。あえて言うなら日陰になる部分が少ないのが欠点です。

画像出典:oxtos.jp

レクタタープ

長方形の生地にポールを増やすことにより様々なアレンジが可能になります。長方形のため収納時に折りたたみやすく扱いやすい、非自立型タープです。設営は複数人で行うのが前提です。

画像出典:amazon.co.jp

ワンタッチタープ

ワンタッチで設営完了する、お手軽で大人数向けの自立型タープです。重量があるので持ち歩くのには向いてません。風の影響を受けやすいので、ペグダウンを必ず行うのが基本です。

画像出典:captainstag.net

タープの選び方、購入時のポイント

タープの選び方、購入時のポイントは次の4つです。

  • 設営のしやすさ
  • 使用人数
  • 収納、運搬のやりやすさ
  • 自分のスタイルに合っているか

それぞれについて、もう少し細かく解説していきます。

設営のしやすさ

大型のタープになるほど、ポールの数も増えて設営が難しくなります。動画などで調べて自分でも可能だなと感じるものを選びましょう。

基本的なポールの立て方は同じですが、アレンジのかたちで難度が変わってくることもあります。私の場合は、初心者にやさしいヘキサタープを選びました。

使用人数

何人で使用するかによって大きさが変わります。狭い区画だと設置できないことも多いです。

収納、運搬のやりやすさ

移動手段の積載量と使い勝手のバランスを考慮しましょう。ツーリングキャンプならタープは使用しないで、前室付きのソロテントを選択するのが無難です。

自分のスタイルに合っているか

焚き火をガンガンしたいなら難燃性の素材を選びましょう。キャンプの回数が多いと、耐久性も重要なポイントとなります。自分がどういう使い方をするかに合わせて、タープの仕様を選択してください。

タープの基本的な張り方

私が気になっていたのはタープの張り方です。設営する手順ではなくて、太陽の向きとか風に対してどう設営するかの知識がありません。立てたあとに位置を変更するのは大変ですし、風向きが悪いとタープ倒壊の危険性も出てきます。

風に対しての向き

基本は風が抜けるように設置すること。風上、風下にメインポールを立てます。その際、風上からポールを立てるようにしましょう。風上を低くして、風をいなすイメージで設置します。

ペグは丈夫なものを

ペグとロープの角度は90度、長めの鋳造ペグでしっかり固定しましょう。タープ付属のペグだと強度が足りない場合もあるので注意です。

方角を意識する

日陰を効率的に得るため方角を意識して設置しましょう。具体的に言うとヘキサタープなら2本のメインポールを南北に立て東西に布を張るように設置します。ポールの長さが違う場合は長い方を北にしましょう。

太陽は東から上り西に沈みます。西日がきつくなってきたら、片翼を下げることで日陰を確保しましょう。太陽の軌道が低くなる秋には、2本のポールを南東と北西に若干ずらして設営してください。

まとめ

タープの選び方のポイントは

  • 設営のしやすさはタイプで違う
  • サイズは使用人数で判断
  • 材質は自分のスタイルに合わせて

この3つだけ意識すれば自分に合ったタープを選択できます。見た目重視も当然ありですが、設営に慣れてないうちはポイントに沿った選択がおすすめです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


ちなみに僕が選んだタープはこれです。HDタープ“シールド”・ヘキサ(M)!テントと同じsnow peakです。設営は下手くそですが、タープの姿がカッコよくてたまりません。ぜひチェックしてみてくださいね。

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