どうも、おとさんです。テントフレーム(ポール)をエンドピンに差し込む作業、苦手だと感じてませんか?
スムーズに作業できたら設営時間も短縮できて、もっとキャンプを楽しめるのにと思ってしまいますよね。
本記事ではテント設営における手順のひとつ、フレームをエンドピンに差し込む作業について解説しています。
エルフィールドを例に解説していますが、同様の手順を必要とするテントすべてに応用できるコツとなるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像素材:PIXTA)
テントフレームをピンに差し込むときのコツ
フレームをエンドピンに差し込む作業の手順・コツについて解説していきます。
おおまかな作業の流れは以下のとおりです。
- どちらか一方のピンを差し込み反対側のピンを確保
- スリーブの端を掴んでポールを押し込む
- 足で踏んでいたピンを引き寄せポールに差し込む
テントはエルフィールドで、フレームとなるポールをスリーブに通す作業までは終えたものとして解説していきます。
設営は2人以上での作業を推奨しているので、手順についても2人作業を前提としています。
それでは、具体的な手順の内容について解説していきましょう。
手順1:どちらか一方のピンを差し込み反対側のピンを確保
まずはどちらか片方のピンでいいので、ポールに差し込んでください。
手伝ってもらえる方に自分の反対側へ立ってもらい、片側のピンを差し込んでもらうと時間効率がアップします。
次に差し込んだピンと対になるピンを見つけて、足で踏んで確保しておきましょう。
足で確保しておくのは、次の作業で両手を使えるようにするためです。
手順2:スリーブの端を掴んでポールを押し込む
スリーブの端を引き寄せシワやたるみを取りつつ、ポールを少しずつ押し込んでいきます。
スリーブのシワ・たるみを取るのが目的なので、押し込むときのポールを握る位置はやりやすい場所でOKです。
ポールの先端を持って押し込む必要はないので、2人で協力しながらスリーブ部分のシワ・たるみを取ることに意識を向けましょう。
スリーブ部分がピンと張れたら、その状態を維持しつつポールの握る位置を先端に移します。
手順3:足で踏んでいたピンを引き寄せポールに差し込む
最後に足で踏んでおいたピンを手に取り、ポールに引き寄せてしっかりと差し込みます。
ポールをしならせて近づけるのではなく、ピンを引き寄せるのがコツです。
やってみると分かるのですが、ポールをピンに近づけるよりも、ピンをポールに近づけるほうが楽に作業できます。
ピンがうまく引き寄せられない場合
ピンがうまく引き寄せられずに、まったく届く気配がしない場合は、ビルディングテープを確認してみましょう。
ビルディングテープとは、テント底面を形作るためにエンドピン同士を内側でつないでいるゴムバンドのことです。
ピンがうまく引き寄せられない場合、このバンドが絡まったり、サイドドアパネルのフックに引っかかったりしているケースがあります。
コツを意識した結果
以下は4本のフレームをスリーブに通し、エンドピンを差し込むまでの時間です。
コツを意識する前 | コツを意識したあと |
40分程度 | 10~15分ぐらい |
個人的な感想になりますが、要領が悪い点もありつつ楽に設営できるようになりました。
力任せにポールを曲げる恐れがなくなるため、経験の少ない方がやってしまいがちなポールの破損も防げます。
エルフィールド設営の参考になる動画を紹介
今回の記事で解説した手順・コツの基となった動画です。
動画内でピンを確保するときは「ロープ部分を」と言っていますが、私はピン自体を踏んで確保しています。
ロープだとしっかり踏んでおくのが難しく、何度かピンを見失った経験があるからです。
フレームを通す部分は、エルフィールド以外のテントにも参考になるので、ぜひ視聴をおすすめします。
エルフィールドについて
エルフィールドは、スノーピークが販売しているエントリー向け2ルームシェルターです。
メッシュパネルやスカートを装備しているため、1年を通して使用できます。
リビングや付属のインナーテントも快適な広さで、私自身も長年愛用しているテントです。
詳細はこちらエルフィールドについてもっと知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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【まとめ】ピンを差し込むときのコツを知って設営時間を短縮
テントフレームをピンに差し込むときのコツを以下にまとめました。
- 差し込むピンは足で踏んで確保する
- ポールを近づけるのではなく、ピンを引き寄せる
- ピンが引き寄せられないときは、ビルディングテープを確認してみる
作業自体もそれほど難しくないため、多くの方が実践できる内容です。
苦手だった作業を早く終わらして、キャンプでゆったりする時間を増やしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。